先日ボカロの種類と感想をまとめた記事を書きました。
第二弾に続いたことでわかる通りとにかくボカロはまだまだたくさんいます!
今回はflowerや可不といった最近のボカロは聞いてない…って人には聞きなじみのない二人や、UTAUって重音テトとかのボカロでしょ?えっボカロじゃないの!?という方向けの記事です。
※曲名はyoutubeに飛びます
flowerってなに?キャラ名なの?
flower(フラワ)はガイノイドから発売されている女性歌声ソフトです。
音声提供者は非公開。
キャラ名がflower(フラワと読む)
発売年は2014年、新バージョンは2015年です。
女性の歌声といっても中性的…というより結構低いです。女性が演じる少年声といった印象です。
あと鋭い印象もありますかね?ロックに特化したという通りかっこいい歌声です。
私は柊キライさんの「ボッカデラベリタ」で知りました。
他に有名な曲は「シャルル」ですね!曲は知っていたのにflowerだと知らなかった。
可不ってなに?花譜さんと関係があるの?
可不って聞くけど花譜さんと関係あるの?花譜さんの関連して可不が出てくる??と一時期混同していましたがそれもそのはず。
可不は歌手、ヴァーチャルシンガー(Vtuberのようにキャラクターの外見がある)である花譜さんの歌声を元にして作成されました。
2021年中に発売予定で現在(2021年5月)はまだ発売されていません。
しかし、曲はデモ曲としてもういくつか上がっています。
40mPによる「可社会距離」syudouさんによる「キュートなカノジョ」があります。細い高い少女の声が特徴的ですね。
ところで話は逸れますが、今のボカロPってもう"P"をつける文化はなくなったようですね。前回の記事から出したP名が40mPしかおらず(現実逃避Pはwowakaさんで書きました)、これはニックネームのようなものなので敬称をつけていません。そのせいで40mPだけ呼び捨てでなにか思うところがあるのか?という表記になってしまった。
P名だからです。
UTAUってボカロじゃないの?
UTAUがボカロではない理由
「重音テト」と聞くと初音ミクの仲間のように感じますが違います。
重音テトはUTAUという種類でVOCALOIDですらありません。
前回でも書きましたが、VOCALOIDというのはヤマハが開発した音声合成ソフト(技術)です。
つまり、ヤマハが開発した技術を使わなければ音声合成ソフトであってもボカロではないのです。
UTAUというのは飴屋/菖蒲が開発した音声合成ソフトです。
なので、VOCALOIDのように歌声を作成することができてもVOCALOIDではありません。
ボカロと違って自分の声が提供できる
作っている会社が違うという商標の話がボカロとUTAUの違いと言えるでしょう。
しかし、作り手側としてのUTAUとボカロの最大の違いは自分の声を元にできることです!
そのためUTAUの音声提供者はアマチュアです。
キャラクター名もキャラの性格も自分で作り上げることができるというわけです。
それもあってかUTAUによるキャラクターの数は膨大です。
弱音ハクっていたじゃん?
弱音ハクは初音ミクの派生キャラです。
これは公式に作られたものではなく、ファンの間で作り差出されたキャラ、つまり初音ミクの二次創作ですね。
キャラ設定が名前通り弱音を吐くネガティブなキャラクターなのでそのような曲のときに弱音ハクとして投稿されている印象です。
悪ノPの「白ノ娘」(公式動画がyoutubeになかったのでこちらはニコニコ動画に飛びます)が有名ですね!
ボカロといったら初音ミク!なイメージを覆すような存在、flower、可不が注目されてきています。また、重音テト、弱音ハクといった知らなかったら初音ミクの仲間と思ってしまうような存在もあります。
UTAUは今でも活発ですよ!重音テトのような昔からの存在はもちろん、数多の音声提供者によるUTAUが今日も生まれています。
まだまだ足りない音声合成ソフトによるキャラクターたち!次回に続きます。