プロセカにハマってボカロの動画を漁っている日々です。
ボカロの動画といったらMV、つまりオリジナル曲であとはカバー曲という印象でしたが全然そんなことはないです!
ボカロの魅力をもっと知れた動画を紹介していきます!
- 初音ミクの進化を聞く
- 調声のコツを調声前後聞き比べながら知りたい
- 一人のボカロでたくさんの歌声を聞き比べたい
- ボカロって実際中の人とどれだけ違うの?
- IAって二つあるけどVOCALOIDとCeVIO_AIと比較するとどうなの?
初音ミクの進化を聞く
2007年から2010年までの初音ミクの歌声の進化がわかります!
この動画にある声はどれも調声が上手いのですが、聴き比べると初期は機械音らしい抑揚のなさ、か細さ、甲高さがあります。
対して近年の声は吐息を感じる声になっています。
取り上げられている楽曲は動画概要にも書いてありますが、
01.初音のアクエリオン(創聖のアクエリオンのカバー)
02. true my heart(カバー)
03. メルト
04. Dearest(カバー)
05. タイムマシン
06. FREELY TOMORROW
07. 炉心融解(初音ミクsolidカバー)
08. デレ化現象100%
09. 発熱エモーション(初音ミクV3)
10. 消えた夏の夢
11. アディショナルメモリー
12. スパイラル・デイズ
2007年あたりはまだまだ認知度が低いせいかオリジナル楽曲ではなくカバー曲が挙げられていますね。
それに、近年はMVがしっかりあるのに対し初期は静止画であることが多くそんなところも歴史を感じます。
調声のコツを調声前後聞き比べながら知りたい
調声調声って言うけど実際ベタ打ちと調声後ってどれだけ違うの?
という疑問を解く動画!
動画は①「こんにちは」②「初音ミクです」③「ラララ」の順に調整前後を比べながらどの箇所にどんな調声を行ったかを見ていくものです。
アクセントをつける箇所、ビブラートのつけた箇所、音程の上げ下げ…などが説明されています。
調整前は音程も平坦ということもあってか抑揚がないですね。
ベタ打ち&音程の起伏なしでも聞けないことはなく、これはこれで機械っぽさがあって良いですが、比べるとやはり調声後の方が魂が吹き込まれている感じがして良いですね。
yasuhaさんの楽曲を聞くと初音ミクの綺麗な歌声が聞けますし、そんなボカロPさんの調声前後、調声した箇所を知れるのは見応えがありますね!
動画内のジタバタ動いているミクちゃんもかわいいです!
一人のボカロでたくさんの歌声を聞き比べたい
MEIKOの曲を探しているときに見つけました!
MEIKOの歌声の幅広さがよくわかる動画です。
PowerやWhisperといった歌声の違いは公式動画の機能紹介でもわかるところではありますが、この動画はパラメータもいじっておりそれが記載されています。(BRE、BRI、GENといったもの。パラメータをいじると声が低くなったり掠れたり機械っぽい声にできたりする)
ボカロ一人でこんなに表現できるんだ!と驚きます。
個人的には、MEIKOの他のボカロ物まねがこんなことも出来るんだ!と驚きました。(リンちゃん風の歌声やKAITO風の歌声を表現しています)
公式のデモ動画でもPower使用の曲、Whisper使用の曲などはありますが、こうやってパラメータつきで聞くとより一層違いがわかります。
以前こちらの記事でも書きましたが、ボカロの一キャラでもpowerのある歌声、whisperなどさまざまな歌い分けが搭載されています。
【第一弾】ボカロってこんなにあるの?~クリプトン6兄弟?有名歌手のボカロ?~ - 秋野シオの日記
しかも、この動画は無印とV3、V4(MEIKOのV4は発売されていませんが、V4の機能を使っている)とMEIKOすべてを網羅しています!
※無印、つまり初代MEIKO
※V3、二代目MEIKOです。多様な歌声を搭載しているのはこちらになります。
※MEIKOのV4、三代目(仮)MEIKO…というわけではなく発売されていません。どういうことかと言うと、V3のMEIKOをV4のエディタ(ボカロを動かすソフトと捉えていただければ!)で動かしているからV3でもV4のエディタの機能を使えるわけです。V4の機能というのは、V3エディタでは多様な歌声はその一つの歌声でしか表現できない二つの歌声の要素を混ぜて使える機能です。
V3ではPowerの歌声を使うとPowerの歌声一つしか使えない。他の歌声を使いたかったらもう一個追加する(=二人で歌ってることになってしまう)ところを、V4の機能を使えばPowerの歌声にWhisperの歌声の要素を入れることができる機能(二通りの歌声の要素を一つの歌声で表現できる)です!
MEIKOの歌い分け動画は他にもあります。
こちらはショートですが、それでも十分わかるMEIKOの多彩な歌声です。
こちらは多様な歌声以外にもがなり声などもあるのでこちらも是非!
ボカロって実際中の人とどれだけ違うの?
VOCALOIDには中の人、つまり歌声を提供した方がいます。
※中の人、つまり人間が歌声を収録し、その音声を元にしてVOCALOIDが開発されます。
その中の人歌声とボカロの歌声って実際どれだけ似てるの?と疑問に思った方もいるのではないのでしょうか!?
そんな疑問を解く比較をまとめた動画です。
この動画に取り扱われているのは(ボカロ名/中の人の名前)、
初音ミク/藤田咲さん
鏡音リン・レン/下田麻美さん
巡音ルカ/浅川悠さん
MEIKO/拝郷メイコさん
KAITO/風雅なおとさん
神威がくぽ/GACKTさん
GUMI/中島愛さん
音街ウナ/田中あいみさん
結月ゆかり/石黒千尋さん
IA/Liaさん
可不/花譜さん(可不はボカロではないです。動画内でも言及されています)
中の人とそっくり!と思ったのは神威がくぽ(GACKTさん)、結月ゆかり(石黒千尋さん)、音街ウナ(田中あいみさん)、可不(花譜さん)!!
似てるけどちょっと違うかな…?と思ったのは
KAITO(風雅なおとさん)、ビブラートや声の張り方など歌い方は似ているのですが、歌声そのものは結構別かな…?でも歌い方が似ているということは曲によってはかなり同じになるのかな…?という印象。
GUMI(中島愛さん)、歌声そのものはかなり似てる!ただ、中島愛さんのかわいらしい歌い方がボカロ(機械)ではどうしても表現しきれないのかGUMIの方が大人びた声の印象。ただ、この動画中にあるのが星間飛行(マクロスに出てくるキャラとして歌ってる曲)なのでそのキャラの歌声と考えると、別の曲ではそっくりかもしれません。
IA(Liaさん)、Liaさんのあたたかみのある歌声、表現力が欠け、代わりに機械らしい硬さがある印象でした。
他は言われれば共通点はわかるけど聞いてすぐにわかるかと聞かれるとそれは難しいかも…って印象です。
ただ、それでもボカロという一人のキャラクターとして魅力的な歌声に仕上がっているのがわかる良い動画です!!!
IAって二つあるけどVOCALOIDとCeVIO_AIと比較するとどうなの?
IAはVOCALOID(YAMAHAの音声技術)とCeVIO(CeVIOプロジェクトの音声技術)、二つの製品があります。
どちらも音声提供者は歌手のLiaさんです。
音声技術が別の二つのIAがいるけどどう違うの?という疑問を解く動画!
聞き比べると、どっちもLiaさんの歌声と言われればわかるのにVOCALOIDのIAとCeVIO_AIのIAでは歌声が違う、と不思議な体験をします。
私の印象としては、VOCALOIDのIAは声が硬いもののそのおかげでLiaさんらしいクリスタルボイスがあります。CeVIO_AIのIAは歌い方が完璧再現!(この動画はなんとベタ打ち!)パっと聞いたときはこちらの方が中の人がLiaさんってわかります。
※CeVIO_AIはAI技術によって声質や歌い方を再現することが可能な音声ソフトなのでそれも仕方がないかもしれません。
しかし、歌声がやや可愛らしく幼い印象なため、VOCALOIDのIAの方が大人びていて綺麗な印象の歌声です。
人によってはこっちの方がLiaさんっぽい!と思うのかもしれません。
キャラクターの歌声としてはどっちも良い声ですよね!!!
ちなみにこの動画はOИEというキャラの歌声もあるのですが、(中の人はONEさんです)こちらも歌声が自然です!
以上、オリジナル曲やカバー曲など歌だけじゃない!面白いボカロの動画でした。
私が比較系、調声など歌声の違いが聞きたいと思っていたので全体的にそういった系統の動画になりました。
他にもまだまだたくさん面白い動画があるので今後も見ていきたいです!