心理学検定特一級に合格しました!
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本記事では、特一級合格までの道のりを書いていきたいと思います。
そもそも心理学検定とは
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心理学検定は、〇〇点取れば合格、というものではなくて、
各科目約6割正解すれば合格、その合格した項目が 〇個で〇級に合格。
という仕組みです。
詳しく説明しますと、
心理学の内容が10科目に分けられ、その10科目がさらにA領域(5科目)、B領域(5科目)に分けられています。
例えば、心理学の歴史や研究法に関する科目や、社会心理学、性格心理学に関する科目があります。
A領域の2科目を含む合計3科目に合格すると「2級」、
A領域の4科目を含む合計6科目に合格すると「1級」、
10科目すべてに合格すると「特1級」になります。
A領域は「原理・研究法・歴史」「学習・認知・知覚」「発達・教育」「社会・感情・性格」「臨床・障害」科目があり、
B領域は「神経・生理」「統計・測定・評価」「産業・組織」「健康・福祉」「犯罪・非行」科目があります。
以前の形式では、一回の受験で最大でも8科目しか受けられませんでした。
全領域受験できなかったので一発で特一級合格はできませんでしたが、新形式になってからは「A領域」「B領域」で受験でき、二つ申し込むのも可能なので一発合格ができるようになりました。
新形式になったものの、解答方法が紙からPCに変わっただけで問題の量や内容は特に変わっていませんでした。
難易度は変わったりしたのかな?個人的にはそれも変わっていない印象でした。
あとは受験開催が年1から年2に変更されました。
ただただ新形式の方が圧倒的に受験しやすいっ…!
勉強量
コロナ禍で検定自体が開催されなかったり就活、社会人で大変だったりして大学で学んだ心理学の知識は薄れ、心理学自体に離れていました。
一級までとったからやっぱり最高級をとりたいと思って今回再受験しました。
という、「心理学は学んだことあるけどだいぶブランクがある人間」「一応1,2級はとっている」程度の知識と思ってください。
1、2級を受験したときに7科目合格していたので、残りの3科目を受験しました。
時間はだいたい一か月×平均2時間くらい。
仕事から帰ってなにも手につかない日もありました。
受験日近くや休日で追いこんでいました。
平均すると一日二時間くらいになるかな?
電車通勤だったので、通勤時間にも問題集を解いたりしていました。
問題集とその使い方
1,2級受験のときに持っていた下記三冊を使用しました。
公式問題集。
問題の雰囲気をつかめるので最優先は個人的にこれですね。
一問一答集。
問題の形式が本番と違いますが、公式問題集ではカバーしきれないものをカバーできるので読みたいところ。
公式問題集が分厚いものの、1領域×40~50問なので1領域極めたいとなるとちょっと広く知識が持てないんですよね…。
こちらも6割以上は最低ラインに設定し、正解率が低い科目を重点的に繰り返しました。
結果的に正答率は8,9割になりました。
全問正解までにはもっていけませんでした。
受験し終わった後「あれ絶対解けたはずじゃん!!!」って誤答したことめちゃくちゃ後悔した。
一問一答集を解くことも大事ですが、解答ページの補足説明もきっちり見ることもおすすめします。
一問一答集は解きやすく、単純に持ち歩くのに便利です。
あと、心理学に興味あるなら簡単に用語を知れるので検定関係なく持っておくと楽しいかも。
あと今回はキーワード集も読みました。
というのも、毎回「神経・生理」領域が「これ…なんも見覚えがない!!!!?」と驚くからです。
この領域だけ妙に難しくないですか!?どうですか!?
化学や人間の身体に興味がある人、知識がある人は多分心理学にまったく触れたことがない人でも解けると思う。
この科目がどうも苦手だったのと、毎回見覚えがないな…と知識の狭さを自覚していたのでキーワード集を読みました。
他の2科目もありますが、既に大半合格してるしなあ…ってことで、
図書館でキーワード集を借りて、一問一答や公式問題集にないものをノートにまとめる
という使い方をしました。
もう買えよ!とか、予約がないなら受験日まで借りていてもいいなとか思いましたが、
一問一答と問題集を解き頭にどんな問題が出るか把握し、そこに載っていないものをノートにまとめる…という取捨選択が結果的に記憶しやすかったので良かったと思います。
元々、受験科目が少ないから借りて済ませちゃおうと思っていましたからね。
もっと科目があったらノートにまとめる時間がもったいなかったかも。
他と比べると優先度は低くなる印象ではあります。
科目
二級の記事では
・原理・研究法・歴史(A領域)
・発達・教育(A領域)
・社会・感情・性格(A領域)
一級の記事では
・学習・認知・知覚(A領域)
・産業・組織(B領域)
・健康・福祉(B領域)
以上6領域をおすすめとしました。
それでは残りの、
・臨床・障害(A領域)
・神経・生理(B領域)
・統計・測定・評価(B領域)
・犯罪・非行(B領域)
を説明していきます。
臨床・障害(A領域)
A領域の中だと個人的にこれが一番難しかった。
内容としては神経・生理と被っているとことがあります。
例えば、「臨床障害」は「脳の損傷により○○病になる」、「神経生理」は「脳の損傷により○○病になる」って感じで、重点を置いているところが違うけど内容は近い、というのがけっこうあります。
同時に受けて良かったかも。
ただ、神経・生理と違ってこっちの方が覚える用語がとっつきやすかったです。
神経・生理(B領域)
鬼門(個人の感想)
覚える用語がとっつきづらいです。
化学や人間の身体が好きなら別です。
先述の通り、キーワード集も読み知識を広く深めました。
あとは、この領域を特に何度も繰り返しました。
というかここが一番覚えも悪かったので必然的に繰り返すことも一番多かった。
統計・測定・評価(B領域)
こちらは一級の時点で合格しました。
落ちたら五年の保証期間(合格してから五年は合格記録として残るが、それ以上経つと記録が残らないので再度合格しなければならない)がなくなると思って、落ちても合格取り消しになるわけではないから時間が余ったら他の科目も全部解答しよう…と思いました。
全部解答した結果、なぜかこれだけ合格しました。
唯一ブランクがなかった謎の科目。
一級当時も、正直そこまで力を入れて勉強してなかったところです。
謎に自分に向いていました。
あまり勉強法はわかりませんが、この領域は他の暗記科目と違い、公式や考え方さえ覚えれば記憶する量は少なく済みます。
犯罪・非行(B領域)
これはなんとなく想像がつく、ある意味身近な内容です。
それもあってか、単純に勉強してて楽しかったし吸収もしやすかったです。
これは好みですね…。
犯罪白書なども参考になる他とは毛色が違う領域です。
普段から事件とかに気にかけているとスッと入っていきやすいかも。
裁判所とか小難しい単語が出てくるからそのへんはとっつきづらいかな。
でもこれも「神経生理」と同じく法とかに興味がある人は解きやすいかも。
以上です。
心理学検定特1級合格体験記でした。
合格できてうれしい!